二寧坂

二寧坂目次

  1. 二寧坂 について
  2. 二寧坂の見どころ
  3. 二寧坂の周辺
  4. アクセス方法
  5. Tiktokで情報を見る
  6. instagramで情報を見る
  7. Googleで口コミを確認
  8. Twitterで情報を見る

二寧坂 について

京都東山の山麓、人気観光スポットの清水寺から高台寺や八坂神社方面へ向かう途中には、「一寧坂(いちねいざか)」、「二寧坂(にねいざか)」、「産寧坂(さんねいざか)」と呼ばれる風情のある石畳や石段の坂道があります。

清水寺へ続く清水坂を下り、高台寺方面へ向かう坂が「産寧坂」。

そして「産寧坂」の北側に位置し、高台寺方面に続く坂が今回ご紹介する「二寧坂」で、別名「二年坂」とも呼ばれています。

かつては門前町として大名や将軍も通ったとされる「二寧坂」は、古くは平安時代から続く古道で、大正時代初期に整備され現在の町並みになったと言われています。

150mに渡る石畳の坂道の両側には、和雑貨の土産物屋や甘味処、食事処などが隙間なく軒を連ね、清水寺や高台寺の観光の前後に訪れる人が多いスポットです。

100年以上経った今でも、むしこ造り町家や本二階建て町家、瓦屋根や外壁に焼き杉板を使った伝統的な京町家の姿を残す家が多く見られ、京都の「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されています。

また、「二寧坂」を歩いていると、電柱がないことに気づく方も多いはずです。

実は、町並みを美しくするために電柱を地下に埋設する工事が施されているのです。

伝統ある景観を残すために町を挙げて日々、努力を重ねてきたからこその風情豊かな「二寧坂」なのです。

「二寧坂」の名前の由来には諸説あります。

豊臣秀吉の正室であった寧々(ねね)が、近くの高台寺に住居を構えていた頃、子どもの誕生を、念じ坂を上って清水寺へ訪れていたことからその名が付いたとされる「産寧坂(三年坂)」。

その「産寧坂」の下に位置していることから「二寧坂」と呼ぶようになったという説。

そして、大同2年(西暦807年)に整備され、当時から既に「二寧坂」と呼ばれていたという説。いずれにしても平安時代から続く古い道ですのから、名前1つとっても悠久の歴史を感じますね。さらに「二寧坂」には、古くから伝わる「言い伝え」があります。

「二寧坂で転ぶと二年以内に死ぬ」という、少々恐ろしい逸話です。

実は同じように産寧坂にも「産寧坂で転ぶと三年以内に死ぬ、または三年寿命が縮まる」といった言い伝えがあります。

実際に産寧坂にはこの逸話が書かれた看板も立っており、江戸時代1679年刊行の古書「京師巡覧集」で紹介されていたそうです。

また、転んで抜けた魂を瓢箪(ひょうたん)が戻してくれると信じられており、そのためこの坂の周辺では瓢箪を売る店が多数あり、買った瓢箪を身に着けて坂を上った人が多いとか。

今でも大小様々な手作りの瓢箪を売っているお店が残っており、厄除けのお守りとして買っていく人もいるようです。

ただ実際のところこの言い伝えは、「石段や階段が多い坂道で滑りやすく転ぶと危ないので、気をつけて歩くように」と注意喚起するためのものと思われます。

実はこの二寧坂の石畳の敷石は過去に二度、取り換えられています。

一度目は京都の市電が全廃になった時で、線路の下に敷かれていた台石が「二寧坂」や「産寧坂」の他、京都の神社仏閣や学校などの石畳や庭石として再利用されました。

二度目は、「二寧坂」の景観保全のための電柱埋設工事にあたって敷石も新調。

劣化が激しくデコボコしていたので、取り換えによって随分歩きやすくなったそうです。

ただ、石畳は雨や水で濡れると滑りやすくなりますので、心配な方はお守り代わりに瓢箪をどうぞ。

産寧坂」へ上がる石段の手前には「竹久夢二寓居跡(たけひさゆめじぐうきょあと)」という石碑が立っています。

明治から大正、昭和にかけて美人画で一世風靡した大正ロマンを代表する画家「竹久夢二」。

大正3年、日本橋の紙問屋の娘、彦乃と出会い恋に落ちたそうです。

彦乃の父親の反対を押し切り二人で京都に逃れ、大正5年、下宿した先がこの「二寧坂」でした。

わずか数か月の生活だったそうですが、きっと幸せな時間を過ごしたことでしょう。

現在、夢二と彦乃が暮らした下宿跡には、日本で唯一の竹久夢二専門店「港屋丹波黒」があり、木版画や一筆箋、絵葉書、風呂敷など、夢二ファンには嬉しいグッズを手に入れることができます。

また、店頭で焼いている丹波産の大粒黒豆と大納言を贅沢に使った「黒豆入りきんつば」もおすすめですよ。

そんな古い歴史や京町家の魅力をたっぷり感じられる「二寧坂」から「産寧坂」に続く石段や石畳の道は、今や日本人だけでなく外国人観光客にも人気のスポットとなっています。

数多くのお店が立ち並び、日中はレンタルした着物姿でショッピングを楽しむ女性の姿もよく見られます。

そして観光客の姿もまばらな夜になると、そこは別世界。

町家に優しい灯りがともり、昼間とは全く異なる趣のあるフォトジェニックな景観が広がります。現代にいながらまさに大正時代にタイムスリップしたかのような、そんな幻想的な時間を過ごせますよ。いにしえの時代、ねねが歩いた道、そして夢二が過ごした場所、そんな遠い昔の歴史に思いを馳せながら、ゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。

二寧坂の見どころ

二寧坂の見どころといえば、何といっても石畳の坂道と両側に並ぶ古い京町家です。

町家ひとつひとつをじっくり眺めてみると、大正から明治にかけて建てられた貴重な建築の技を至る所で目にすることができますよ。

そんな大正ロマンあふれる二寧坂の通りには、京都らしいお土産や雑貨が買えるショップやカフェ、食事処が数多くあります。

中でもおすすめは、「スターバックスコーヒー京都二寧坂ヤサカ茶屋店」。

常に地域性を大切にするスタバですが、こちらのお店は世界初の暖簾(のれん)と畳の間があると話題になりました。

正面入り口の暖簾をくぐった1階部分には、京町家の特徴を生かした通り庭とエスプレッソバーカウンター、そして2階にはテーブル席以外に、靴を脱いで上がるお座敷が用意されています。

歴史ある日本家屋で頂くコーヒーは、きっと格別ですよ。

大正3年創業の「かさぎ屋」さんは、夢二がよく通ったとされる甘味処です。

お店の外観も店内も創業当時のままで、メニューもほとんど変わらず、伝統の味を守り続けています。

看板メニューは小豆とこしあんと白あんの三色おはぎ。

最高級の丹波大納言をじっくり炊いて作った絶品おはぎを頂けます。

急須で出て来るお茶も付いて、レトロな空間でほっこりした時間を過ごせますよ。

「二寧坂」のお土産スポットでおすすめは「二年坂まるん」です。

京扇子で有名な舞扇堂がプロデュースするお菓子と雑貨のお店で、一番人気は定番商品の金平糖。色とりどりのカラフルな金平糖は可愛らしいビンやパッケージ入りで、お土産にすれば喜ばれること間違いなしです。他にも可愛い動物の顔が描かれた和風マシュマロのほうずいや、宝石のような美しさのこはく糖もおすすめです。京都らしい雑貨のお土産が欲しい方にはこちら「はんなりkyoto 二寧坂店」がおすすめです。

がま口の専門店で、京都らしい色鮮やかな生地から伝統和柄や和モダンの生地まで、豊富に取り揃えられています。

口金の形も40種類以上あり、職人さんが一つ一つ手作りしているがま口は、上品さと華やかさを兼ね備えた、まさに「はんなり」とした商品ばかり。

きっとお気に入りのがま口が見つかりますよ。

「二寧坂」には、体験スポットもあります。

本格的な茶道体験ができるのは「Nagomi 和 二年坂店」。

床の間付きの和室で、京都では有名な祇園辻利の抹茶を使ってスタッフが点てたお茶を、清水焼の抹茶茶碗で頂きます。

床の間の掛け軸や花を愛でながら美味しいお菓子とお抹茶を頂いて、日本の茶道のわびさびを感じてみるのもいいですね。

「二寧坂」でたっぷり楽しんだら、最後は「産寧坂」に続く石段から「二寧坂」全体を見下ろしてみましょう。

初夏は青モミジ、秋の紅葉、冬は雪景色。京町家と石畳の町並みと折り重なるように、四季折々の情緒あふれる絶景を目にすることができますよ。

二寧坂の周辺

「二寧坂」周辺には、清水寺や高台寺をはじめ、多くの人気観光スポットが集まっています。

・清水寺(二寧坂から徒歩10分)

誰もが知っている京都でも人気の「清水寺」は、創建778年と長い歴史を誇る京都を代表するお寺で世界の重要文化遺産に登録されています。鮮やかな朱色の仁王門や高さ31mの三重塔、音羽の滝など見どころはいっぱいですが、中でも釘を一本も使わず柱を組み合わせて造られた清水の舞台は圧巻です。

・高台寺(二寧坂から徒歩2分)

豊臣秀吉の妻、ねねが秀吉を弔うために建てた寺院です。二人を祀った霊屋(たまや)で見られる、きらびやかな「高台寺蒔絵」は必見。他にも伏見城から移築された茶室「時雨亭」や「開山堂」など、秀吉にちなんだ貴重な文化財が見られます。紅葉の名所としても知られ、秋には多くの観光客が訪れますよ。

・石塀小路(二寧坂から徒歩3分)

「石塀小路」は高台寺の西側にあるねねの道と、その1本西の下川原通りをつなぐ100m程の石畳の小路です。両側には石塀や町家が軒を連ね、京都らしい風情を楽しむことができる路地で、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。ただ、小路に入ったら撮影禁止ですのでくれぐれもご注意を。

・八坂庚申堂(二寧坂から徒歩3分)

「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」は正式名称は「大黒山 金剛寺庚申堂」と言います。願い事が叶うというカラフルなお守り「くくり猿」が有名で、インスタ映えスポットとしてメディアでも紹介され有名になりました。手足をくくられ欲のままに動けなくなったお猿さんに願い事を書いて吊るし、自らも一つ欲を我慢することで願いが叶うとされています。境内の随所に点在しているお猿さんを探すのも楽しいですよ。

・八坂の塔(二寧坂から徒歩3分)

「八坂の塔」は「法観寺(ほうかんじ)」にある高さ45mの五重の塔です。東山の象徴的な存在である美しいシルエットが古い町並みや石畳に良く映えて、京都東山ではおなじみの風景となっています。撮影は八坂通りからがおすすめ。ポスターのような絶景写真が撮れますよ。

アクセス方法

JR京都駅からは、バスかタクシーでの移動がおすすめです。

京都市バス利用の場合、「二寧坂」に最も近いバス停は「清水道」になります。

京都駅烏丸口のバスターミナルD2乗り場より「86号系統/清水寺・祇園・三条京坂行き」または「206号系統/東山通・北大路バスターミナル行き」に乗車し、「清水道」バス停で下車します。

料金は230円。「清水道」バス停から「二寧坂」までは徒歩で約5~6分です。

お得情報として、バスを利用する場合は、市バスと京都バスが一日乗り放題になるバス一日券(600円)や市営地下鉄と市バス、京都バス、京阪バスが一日乗り放題になる地下鉄・バス一日券(900円)がおすすめです。

(※利用可能エリアの制限あり) 

JR京都駅からタクシーを利用すると。通常10分程で到着する距離ですが、シーズンなど道が渋滞している時期は30分近くかかってしまうことがあります。

料金は1,500円程ですが、目的地のすぐ近くまで送ってもらえるので、大人数で移動する場合は意外とお得かもしれませんね。

JR京都駅から徒歩で「二寧坂」に向かう場合は、約40~45分程かかります。

途中、「三十三間堂」や「京都国立博物館」などの人気観光スポットもありますので、時間に余裕があれば京都の街や観光スポットを散策しながら「二寧坂」まで向かうのもおすすめです。

電車の利用は、JR京都駅からだと途中で乗り換えが必要となりますので、あまりおすすめできません。

もし電車で行く場合は、JR京都駅8~10番ホーム発 奈良・城陽方面行きに乗り、「東福寺駅」で下車。

京阪本線1番ホーム発 出町柳行に乗り換えて「清水五条駅」で下車。そこから徒歩21分で「二寧坂」に到着します。

京都は観光スポットに向かうバスや電車、地下鉄の路線が豊富にありますので、効率よく回れるようにうまく利用するといいですね。

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